プエラリアの基礎知識 プエラリアとエストロゲン

プエラリアにはバストアップ効果があるとされており、実際にその効果を体感した人もいるようです。

では、プエラリアのバストアップ効果はどのようなメカニズムで発揮されているのでしょうか。 鍵をにぎっているのは「エストロゲン」という物質です。

エストロゲンは女性ホルモンの一種

一口に女性ホルモンと言っても、いくつもの種類があります。 大きく分けると卵子を育てる卵胞ホルモンと、妊娠しやすい体を作る黄体ホルモンです。 エストロゲンは、この卵胞ホルモンのことです。

女性は10代前半からバストが膨らんでくるなど、体形に大きな変化が見られるようになってきます。 これは卵巣が成長し、エストロゲンの分泌量が増えてくるからです。

エストロゲンはバストなどに脂肪を付け、乳腺を発達させる働きを持っています。 幼少時にはほとんど分泌されていなかったエストロゲンの分泌増加が、体形の変化に結びついているというわけです。

プエラリアはエストロゲンに似た働きがある

プエラリアに含まれているプエラリンなどは、このエストロゲンに似た働きを持っています。 ホルモンは体内の受容体と結合することで効果を発揮する仕組みになっています。

プエラリンなどは、エストロゲンによく似た分子構造を持っているため、エストロゲンの受容体と結合することができます。 これによって、エストロゲンに似た働きをすることができるのです。
つまり、プエラリアの摂取は体内のエストロゲンを増やすのと似たことになるのです。

上述のようにエストロゲンにはバストを発達させる働きがあり、量が増えればそれだけバストの成長力がアップします。 これがプエラリアのバストアップ効果なのです。
ただ、エストロゲンは増えすぎても体に悪影響を及ぼします。

また、もうひとつの女性ホルモンである黄体ホルモンの働きが盛んな時期にプエラリアを摂取すると、ホルモンバランスを崩す原因になります。 プエラリアの副作用は、エストロゲンに似た働きが悪い方向に出ているために起きているのです。